皆さんは、資格試験に向けてどのように勉強していますか？「〇〇資格に合格する！」という目標を立てている方も多いのではないでしょうか。しかし、目標設定には、結果目標と行動目標の2つの種類があることをご存知ですか？今回は、資格勉強に効果的な目標設定について解説していきます。
結果目標と行動目標の違い
結果目標とは
結果目標とは、「〇〇資格に合格する」「TOEICで800点を取る」など、最終的な結果を重視した目標です。結果目標は、達成感が得やすく、周囲に目標を共有しやすいというメリットがあります。しかし、試験の出題範囲や難易度、他の受験者のレベルなど、自分ではコントロールできない要素も多く含まれています。そのため、目標達成が難しい場合や、モチベーションが低下してしまう可能性もあります。
行動目標とは
一方の行動目標は、「毎日1時間英語のリスニングをする」「過去問を1日3問解く」など、具体的な行動を重視した目標です。一方、行動目標は、自分自身の努力次第で達成できるため、モチベーションを維持しやすく、小さな成功体験を積み重ねることができます。また、具体的な行動を意識することで、より効率的に学習を進めることができます。
資格勉強は行動目標がおすすめな理由
資格試験の合格は、日々の積み重ねが大切です。そのため、資格勉強では、結果目標よりも行動目標を重視することがおすすめです。
行動目標を設定するメリットは、以下の通りです。
- モチベーションが維持しやすい: 自分自身の努力で達成できるため、小さな成功体験を積み重ねることができます。
- 具体的な行動が明確になる: 何をすれば良いかが明確になるため、迷わず学習を進めることができます。
- 効率的な学習が可能: 具体的な行動を意識することで、より効率的に学習を進めることができます。
例えば、「簿記3級に合格する」という結果目標を立てた場合、以下の様な行動目標に落とし込むことができます。
- 毎日30分、テキストを1章分読む
- 週末に1時間、過去問を解く
- 毎月1回、模擬試験を受ける
達成率UPのカギは手順化
行動目標を設定しただけでは、なかなか実行に移せないという方もいるかもしれません。そんな時は、手順化が有効です。
手順化とは、やるべきことを細かく分解し、具体的なステップに落とし込むことです。例えば、「毎日30分、テキストを1章分読む」という行動目標を手順化すると、以下のようになります。
- 勉強する場所を決める
- タイマーを30分にセットする
- テキストを開き、章の最初に目を通す
- 重要箇所をマーカーで引く
- 問題を解く
- 答え合わせをする
手順化することで、何をすれば良いかが明確になり、スムーズに学習を開始できます。また、モチベーションが低下した時にも、手順を見返すことで、再び学習に取り組むことができます。
まとめ
資格勉強は、結果目標よりも行動目標を重視し、具体的な行動を積み重ねることが大切です。行動目標を設定し、手順化することで、効率的に学習を進めることができます。
ぜひ、今回の記事を参考に、あなた自身の目標設定に活かしてみてください。
