資格試験の勉強を始めようと思っても、「なかなか時間が取れない」「だらだらと時間が過ぎてしまう」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。実は、私たち人間は、一日の中で何をしているのかを意識していない「無自覚な時間」が全体の60%を占めているという研究結果があります。この無自覚な時間を意識的に行動することで、貴重な勉強時間を捻出できる可能性があるのです。
この記事では、カリフォルニア大学ウェンディ・ウッド教授の研究をもとに、自分の時間の使い方を分析し、資格勉強に有効な時間の使い方を提案します。
なぜ、自分の時間の使い方を分析する必要があるのか?
私たちが「時間がない」と感じるのは、意識して過ごしている時間の割合が少ないからです。無意識に過ごしている時間を把握し、意識的に行動することで、より多くの時間を勉強に充てることができるようになります。
時間を記録してみよう
記録する方法
時間記録の方法としては、以下の方法が考えられます。
- スマホのカレンダーや予定管理アプリ: スマホで手軽に記録できるのが魅力です。
- 手帳: 1週間バーチカルタイプの手帳を使うことで、一日の流れを視覚的に捉えやすくなります。
- エクセルシート: 細かい時間まで記録したい方におすすめです。この記事の最後に、1週間バーチカルタイプのエクセルシートを添付していますので、ぜひご活用ください。
記録のポイント
- 10分~15分単位で記録: 時間を細かく記録しすぎると負担になるので、10分~15分程度の単位で記録しましょう。
- 1週間続ける: 短い期間では、自分の行動パターンを把握できません。最低でも1週間は続けてみましょう。
私の時間の使い方の分析と改善例
私が時間記録を行った結果、以下の点が改善点として挙げられました。
- 起床から家を出るまでの時間: タスク化することで、35分に短縮しました。
- 通勤時間: 読書や業務確認の時間を取り、帰宅後のインプット時間を減らしました。
- 業務開始時: 前もって行動予定を決めておくことで、すぐに仕事に取り掛かることができるようになりました。
- 給茶機に行く時間: 大きいタンブラーを持ち歩くことで、給茶機に行く回数を減らしました。
- 予定外の指示を受けたとき: 会議ブースに移動するなど、予定外の指示を受けにくい環境を作りました。
- 夕食後風呂に入るまで: 皿洗いや弁当の準備をすることで、寝るまでの時間を短縮しました。
- 土曜日の午前中: 家の外に出て、カフェで勉強や運動をするようにしました。
まとめ
自分の時間の使い方を分析することで、無駄な時間を発見し、より効率的に時間を活用できるようになります。 ぜひ、この記事を参考に、あなた自身の時間の使い方を分析し、資格勉強に役立ててください。