歩きながら音声講座を聞く習慣がある、という方も多いのではないでしょうか? 今回は、歩くことが学習にもたらすプラス効果と、私が実践しているおすすめの学習方法についてご紹介します。
歩くことは脳と体を活性化させる
歩くことは、単なる移動手段ではありません。私たちの心身に多岐にわたる良い影響をもたらす、素晴らしいアクティビティなのです。
脳への刺激で学習効率UP
歩くことで、体内の血流量が増え、脳に新鮮な血液が供給されます。このとき同時に、脳の脳幹網様体という部位が刺激され、眠気が解消されます。さらに、BDNFと呼ばれるたんぱく質が増加することで、脳の神経細胞が増え、記憶力や学習能力が向上すると言われています。BDNFは、いわば脳の肥料のようなもので、この物質が増えることで、脳が活発化し、暗記しやすい状態になるのです。
メンタルが安定し、集中力もアップ
歩くことは、身体的な健康だけでなく、心の健康にも良い影響を与えます。歩くことで、ドーパミンやオキシトシンなどの「幸福ホルモン」が分泌され、気分が明るくなり、ストレスが軽減されます。また、アドレナリンの分泌も促され、集中力が高まり、タスク遂行能力が向上すると言われています。
散歩しながら音声講義がおすすめの理由
歩きながらできる学習方法として、資格予備校に通われている方には、音声講義を聴くことを強くおすすめします。「歩きながらでは集中できないのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、上記のように心身の状況が良いタイミングで学習できるため、インプットが非常に効率的に行えます。
集中力を妨げる要素が少ない
音声講義であれば、参考書のように視覚的な情報に気を取られることがありません。そのため、満員電車内など、周囲の音が多い環境でも、比較的集中して学習に取り組むことができます。
時間の有効活用
通勤時間やちょっとした空き時間など、これまで学習に充てることが難しかった時間を有効活用できます。例えば、自宅から駅までの道のりや、お昼休憩の散歩中に音声講義を聴くことで、学習時間を大幅に増やすことができます。
音声講義がない場合の対処法
音声講義をお持ちでない方は、頭の中で暗記項目を繰り返すことをおすすめします。以前、このブログでご紹介した「数字はまとめて覚える」という暗記方法を参考にすると、より効果的に学習を進めることができます。
歩きながらの学習で得られる効果
実際に歩きながら学習してみると、椅子に座って勉強しているときよりも集中できていることを実感できるはずです。ただし、歩きながらの学習は、安全面にも十分注意する必要があります。周囲の状況に気を配りながら、安全な場所で実践するようにしましょう。
まとめ
歩くことは、心身ともに健康に良い影響をもたらすだけでなく、学習効率を上げるための強力なツールにもなります。音声講義を聴きながら歩く習慣を身につけることで、忙しい毎日の中でも効率的に資格勉強を進めることができるでしょう。
【ポイント】
- 歩くことは脳を活性化し、学習効率をアップさせる
- 幸福ホルモンの分泌により、メンタルが安定し、ストレスが軽減される
- 音声講義は、場所を選ばずに学習できる
- 頭の中で暗記項目を繰り返すことも効果的
- 安全な場所で、周囲の状況に注意しながら歩きながら学習しよう
【その他】
- 歩きながらの学習に適した場所や時間帯を見つける
- 自分に合った学習ペースで進める
- 定期的に休憩を取り、無理のないように学習する