前回は、通学講座、通信講座、独学それぞれのメリット・デメリットについて解説しました。今回は、私がこれまで資格試験に挑戦してきた経験をもとに、これらの学習方法の中から、どのような基準で学習方法を選んでいるのかを具体的に紹介します。
前提条件:私のプロフィール
- 30代サラリーマン
- 既婚者子供なし
- ゼネラリストタイプの職種
- 全国転勤あり
- 不定期に残業・出張がある
- 基本家族を優先する
転勤があるので独学が多い
全国転勤の可能性があり、不定期に残業・出張があることから、時間や場所に縛られない独学を基本としています。なぜ、同じように時間や場所に縛られない通信講座ではなく、独学を選ぶのか、その理由を通信講座との比較を交えて説明します。
学習のリード
- 通信(講義付きの場合のみ): 講師が解説してくれる
- 通信: 進捗状況に応じて手紙やメールが届く
- 独学: 特になし
私は、まず書店でテキストを眺めてみて、「自分でも理解できそうだ」と思ったら、独学を選択しています。逆に、「難しそうだな」と感じた場合は、講義付きの通信講座を選択するようにしています。
通信講座の進捗管理サービスは、私にとってはそれほど重要ではありません。携帯アプリやSNSを活用すれば、十分に学習を進めることができるからです。
テキスト
- 通信: 指定の教材を使用
- 独学: 書店で自由に選択
私は、自分に合ったテキストを選びたいという考えから、独学を選びます。特に、フルカラーではなく2・3色刷りの基本書に書き込みながら学習するスタイルを好むため、自由に選べる独学の方が合っています。また、問題集も解説が充実しているものを選びたいと考えています。
添削
- 通信: 郵送またはWEBテストによる添削
- 独学: 自宅で問題集や模擬テストを解く
郵送添削は時間がかかりすぎ、WEBテストは自分で購入した問題集で代用できるため、高い受講料を払ってまで利用する価値を感じません。
質問
- 通信: 資格予備校の窓口に質問(電話・メールでもOK)
- 独学: インターネット検索
わからないことはインターネットで検索すれば、ある程度解決できます。個別具体的な論点にこだわりすぎることなく、質の高いテキストで学習を進める限り、頻繁に質問する必要はないと考えています。
時間・場所
- 通信・独学: どちらも自分で確保
この点に関しては、両者に差はありません。
価格
独学の方が通信講座に比べて圧倒的に安価です。
難関資格に挑戦するときは、通信講座や通学講座を選択するケースも
これまで独学を推奨してきましたが、すべての資格試験で独学を選ぶわけではありません。
- 合格率が20%を下回る資格の場合
- 試験範囲が全くの未知の分野の場合
この2つの条件に当てはまる場合は、講義付きの通信講座や通学講座を選択します。
特に通学講座では、自習室の利用や、講師への質問が気軽にできる環境が整っているため、難関資格合格に向けて集中して学習に取り組むことができます。
まとめ
私の場合、資格試験の学習方法は以下の基準で選択しています。
- 原則、独学を選択する
- 難関資格に挑戦するときは、講義付きの通信講座や通学講座を選択する
資格試験の学習方法は、個人の状況や性格によって最適なものが異なります。この記事が、あなたの学習方法選択の一助となれば幸いです。