モチベーションアップに！「できるかな？」が最強の魔法の言葉

「勉強を始めようと気合を入れたけど、なかなか続かない…」そんな経験はありませんか？実は、そんな悩みを解決する簡単な方法があるんです。それは、「できるかな？」と自分に問いかけるだけ。このシンプルな言葉が、あなたの学習意欲を劇的に高める秘密を解説します。

イブラヒム・シネイの実験：自問自答が成績を上げる？

イリノイ大学のイブラヒム・シネイ氏が行った実験では、被験者を2つのグループに分け、簡単な課題に取り組んでもらいました。

実験の結果、驚くべきことに、Bチームの方がAチームよりも平均1.5倍以上の課題を解いたという結果が出ました。

「私はやるぞ！」と意気込むよりも、「私はやるかな？」と自分に問いかける方が、なぜモチベーションが上がるのでしょうか？

それは、人間の心理が大きく関わっています。

命令形は逆効果 「やるぞ！」「頑張れ！」といった命令形は、かえってやる気を削いでしまうことがあります。まるで子供に「勉強しなさい！」と叱責されているような気分になり、反発心を抱いてしまうからです。
自問自答は自己肯定感を高める 「できるかな？」と自問自答することで、自分の能力について深く考え、肯定的な答えを見つけることができます。これは、自己効力感と呼ばれる、自分の行動が状況をコントロールできるという信念を高めることに繋がります。

この実験結果は、資格勉強にもそのまま応用することができます。

資格勉強を始める前に、「この資格を取得できるだろうか？」「勉強を続けることができるだろうか？」と自分に問いかけてみましょう。そして、その問いかけに対して、「できる！」「続けられる！」と肯定的な答えを見つけるのです。

この自己暗示は、まるで魔法の言葉のように、あなたのモチベーションを劇的に高めてくれます。

自己暗示をより効果的に行うためには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

決意表明ではなく、自問自答を繰り返す 「絶対に合格する！」という強い決意を持つことも大切ですが、まずは「できるかな？」と自分に問いかけることから始めましょう。
肯定的な答えを見つける 「できるかな？」という問いかけに対して、「できる！」「続けられる！」と、必ず肯定的な答えを見つけることが重要です。
数回繰り返す 「できる！」「続けられる！」と、心の中で数回繰り返すことで、自己暗示の効果がより高まります。